SDカードを認識しない。。。

いつも使っていたSDカードが、突然認識されなくなることは今回初めてなのですが、調べてみると物理的に破損している場合でない限りはデータ復元等の処置を行えば再び読み込み可能になる可能性があるということなのでやってみることにしました。

SDカードを認識しないときにやるべきこと

今回はカメラに使っているSDカードが読み込めないようになり、数回挿入を繰り返しても反応がなかったので、以下のことをひとつずつ確認してみました。

SDカードの汚れと破損のチェック
別のPCに接続する
再起動する
SDカードリーダーを変更する
SDカードを PCが認識しているか確認する

以上の項目を確認して問題が解決しなかったので、１週間くらい置いて再度確してみましたが認識しませんでした。おわた…かも。

SDカードを認識しなくなった原因は？

・SDカードとPCの接触不良？

PCと接続するSDカードの接点が汚れている、摩耗していたりすると接触不良の原因になります。

・SDカードの故障？

SDカードの接触不良でなかった場合、SDカードの破損、問題の可能性があります。このような不具合は区分は大まかに2つに分けられます。

①物理的障害　

物理的障害はSDカードを水に濡らしたり、折り曲げたり、劣化から欠けたりと主にSDカードそのものが破損してしまうことをさします。

②論理的障害

破損や接触に問題がなくても認識されない場合、SDカードのファイルシステムの方が破損している可能性があります。

・PCの設定の問題？

SDカードの接触も故障も問題なかった場合、考えられるのはPCの設定です。例えば環境設定に問題があるとSDカードを差し込んでも外部ディスクとして認識できないことがあります。

SDカードを認識しない時の対処法

今回はMacを使って対処してみました。

①Finderの環境設定を確認

まずは、PC側に問題がないかFinderの設定を確認。

「Finder」を開き、メニューバーの「Finder」→「環境設定」を選択します。
環境設定画面の「一般」タブを選択し、「外部ディスク」にチェックが入っていることを確認します。
「サイドバー」タブを開き、「デバイス」の「外部ディスク」にチェックが入っていることを確認します。
その後、SDカードをMacに再接続して正しく認識されているかどうかを確認してください。

SDカードが表示されていれば、SDカード自体の障害と判断でき、表示されなければMacの問題かSDカードの物理障害の可能性が考えられます。

②First Aidを用いてSDカードを修復

SDカードで論理障害が発生した場合は次のFirst Aidを試しましょう。First Aidはディスクユーティリティに備わった機能でMac OSの内蔵ディスク修復ツールのことです。

Finderを開きメニューバーから「移動」 →「ユーティリティ」と選択します。
ユーティリティの画面が開きますので、「ディスクユーティリティ」を選択してください。
ディスクユーティリティが開くので、左側の「外部」の欄から障害があるSDカードを選択します。
画面の上部の「First Aid」を選択すると「First Aidを実行しますか」というメッセージが表示されますので「実行」をクリックしてください。

ディスクの修復が終わったらFinderでSDカードが表示されているかを確認してください。

③SDカードをフォーマットする

Macでサポートされていないファイルシステム、例えばNTFSなどの場合、SDカードがMacで認識されないことがあります。もしWindowsのPCなどで接続し認識できたのなら、ファイルシステムに互換性がないことが考えられるでしょう。

フォーマットをすればファイルシステムが構築できるのですが、内部のデータも全て消えてしまいますので、予めバックアップを取ってから行ってください。

Finderを開きメニューバーから「移動」 →「ユーティリティ」と選択してください。
ユーティリティの画面が開きますので、「ディスクユーティリティ」を選択してください。
ディスクユーティリティが開くので、左側の「外部」の欄からフォーマットするSDカードを選択し、上部の「消去」をクリックします。

消去ボタンを押すとフォーマット形式と方式を選択できますので、適切なものを選んでフォーマットを開始してください。

まとめ

今回はFirstAidの1回目ではデータが復元できませんでしたが、2回目でなんとか復元することができました（偶然？）。復元できなかったら約2年分の画像データが無くなるところでした…

今後はこまめにデータをバックアップするようにしたいと思います。

Windowsでの対処法（おまけ）

再起動やドライバーの更新・再インストールを試す

SDカードが認識しない場合、SDカードではなく、使用している機器に問題がある可能性があります。再起動することで、バッテリーがリフレッシュされ、SDカードを認識できるようになることがあります。（※再起動を何度も繰り返し行うことは避けてください。）

また、SDカードのドライバーやソフトウェアのバージョンが古い場合、ドライバーを再インストールすることでSDカードが認識されるようになることがありますので注意。

ドライバーの再インストール手順

「Windowsマーク」を右クリック→「メニュー」→「デバイスマネージャ」を開きます。
SDカードまたはSDカードリーダーのアイコンのメニューを右クリック。
「プルダウンメニュー」→「デバイスのアンインストール」をクリック。
アンインストールされたら、SDカードまたはSDカードリーダーを取り外す。
しばらく待ちます。
再度SDカードまたはSDカードリーダーを接続します。

以上の手順で、ドライバーが自動的に再インストールされます。

チェックディスクで修復を試す

SDカードに物理的な破損がなく、SDカード自体に問題が発生している可能性があります。この場合、Windows搭載のチェックディスク(chkdsk)というツールでSDカードを修復することで解決できます。

しかし、チェックディスクは原因が異なれば状態を悪化させる恐れがある為、データを失いたくない場合にはむやみに操作せずにデータ復旧の専門業者に相談した方が良いです。

チェックディスクで修復する手順

※チェックディスクは、SDカードのファイル形式が「NTFS]「FAT]の場合のみ有効。

「Windowsマーク」を右クリック→「スタートメニュー」→検索窓を開きます。
「cmb」と入力→検索結果から「コマンドプロンプト」を右クリック。
「管理者として実行」を選択→コマンドプロンプト画面を開きます。
コマンドプロンプト画面上に「chkdsk SDカードのドライブ名:/F」を入力します。
しばらく待ちます。

以上の手順で修復が完了します。

チェックディスクでSDカードのエラーや認識不良が解決できない場合、SDカードまたはパソコンに深刻な障害が発生している可能性があります。

これらの障害は復旧ソフトでも解決は難しく、かえってデータの上書きや障害が進行する可能性がある為、データを失いたくない場合にはむやみに操作せずにデータ復旧の専門業者に相談した方が良いです。