福岡県朝倉郡筑前町(旧:大刀洗町/三井郡大刀洗町)にある「平和を考えるミュージアム」、筑前町立大刀洗平和記念館。
かつてこの地には旧陸軍が東洋一と誇った「大刀洗飛行場」を中心とする一大軍都が存在し、歴史的な役割を果たしながら大きく発展していました。飛行場は特攻隊の中継基地として多くの若き特攻隊員たちの出撃を見送った場所でもありました。
昭和20年(1945年)3月27日と31日、米軍ののB-29爆撃機による大空襲により飛行場は壊滅的な被害を受け民間人を含む多くの尊い命が失われました。
大刀洗平和記念館では、第一次世界大戦が終結した翌年大正8年(1919)から昭和20年までの約26年間を航空史と共に戦時中の航空基地・空襲・特攻隊・地域の戦争被害などを写真パネル、資料として展示、紹介。特攻隊の遺書・日記・地域住民被害に関する資料なども…
また、戦争の悲劇を語り継ぐ目的で語り部による朗読や映像作品「語りの部屋」が上映されています。
大刀洗飛行場と特攻隊との関係はあまりよく知られていないようですが大刀洗陸軍飛行学校は本校と呼ばれ、後に特攻隊員となった多くの飛行兵が教育を受けました。特攻隊の基地として有名な鹿児島県の知覧は大刀洗陸軍飛行学校の分教所のひとつでした。大刀洗飛行場から直接出撃をした特攻隊もありました。
鹿児島県の知覧にある「知覧特攻平和会館」には小さい頃に連れて行ってもらった記憶があり光景が今も思い浮かびます…今年は戦後80年の節目の年。ということで色々思うことがあり大刀洗平和記念館へ。小学生の子達の団体とか年配の方々が多く観覧していました。
ふと思い出した約80年ごとに社会が大きく変動するといわれている「80年周期」説。
天変地異、疫病、戦争、経済危機などをきっかけに古い体制が壊れ、新しい社会・経済秩序が形成されるサイクルだと指摘されています。日本では明治維新(1868年)から敗戦(1945年)までが約80年、そこから2025年頃までを80年とみなす考えがあります。
ここ最近の世界は色々と不穏な空気を感じますが、これからの日本…に限らず世界が豊かな方向に進んで行けばいいな…
福岡で開発された幻の十八試局地戦闘機「震電J7W1」実物大模型

「震電」は終戦間際に九州飛行機株式会社で米軍爆撃機B-29の迎撃用として開発された海軍の局地戦闘機です。前翼型(エンテ型)といわれる形状で胴体後部にプロペラのある特異な形を特徴とした戦闘機です。
試験飛行まで行われましたが実戦に使われることなく終戦を迎え「幻の戦闘機」と呼ばれています。国内にはその機体は残っていません。

震電の試作1号機は終戦直後に米軍が接収し1945年10月の船便で米国に移送。現在はスミソニアン航空宇宙博物館別館に胴体と水平小翼のみ公開されています。

こちらの実物大模型は映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」のために製作されたものだとか。
戦後に海外で発見され唯一の現存機である零式艦上戦闘機三二型(零戦)





九七式戦闘機は陸軍では最も多く特攻に使用された機種





戦闘機に詳しくないのでこの辺で。


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