瀬をはやみぃ〜

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宮崎県高千穂町にある瀬織津比賣神社(瀬織津姫神社)。

永ノ内(ながのうち)川と岩戸(いわと)川が合流した付近、いくつかの瀬が折り重なっている場所に鎮座しています。

めずらしい「下り宮」です。

駐車場は鳥居に向かう道の入口にあるゴミステーションの横(2台分)、天岩戸神社の第3駐車場(徒歩7分程度)に停めることができます。

鳥居から続く参道は、崖に沿った細く急な道で特に雨の日、雨上がりは滑りやすいため注意が必要です。参道を下ると社殿とその裏手にある洞窟が見えてきます。

瀬織津比賣(せおりつひめ)は日本の神道における神霊の一柱で全国の神社で6月末及び12月末に執り行われる大祓式(おおはらえしき)に於いて奏上される大祓詞(おおはらえのことば)に記載されている神様です。『記紀』には記載がありませんが『延喜式』の神祇祝詞において祓戸四神(瀬織津比売(せおりつひめ)、速開都比売(はやあきつひめ)、気吹戸主(きゆきとのし)、速佐須良比売(はやさすらひめ))の一柱とされています。

電話番号は消しています。

「瀬織津比賣」は「瀬(急流)を織る女性」という意味。瀬の勢いが全ての罪穢(つみけがれ)を海へと流し去って下さる清(きよ)め祓(はら)えの神として知られます。

『倭姫命世記』などの文献では、瀬織津比賣が天照大神の荒御魂(あらみたま)であると記されており伊勢神宮内宮別宮の祭神としても祀られています。また、龍神、弁財天や罔象女神…と同一視されることもあります。

瀬織津姫神社は自然の中で静かに祈りを捧げることができる貴重な場所です。その神秘的な雰囲気と強いエネルギーを感じることで心身の浄化と癒しを体験できます。

こぼれ話…

「君の名は。」のヒロインの名前は宮水三葉(みやみずみつは)といいますが新海監督は、この三葉の名を日本書紀(古事記)に登場する「罔象女神(ミツハメノカミ)」(「瀬織津姫」の別名?)から命名したと話しています。相手方の男の子の主人公は水の流れから「立花瀧(たちばなたき)」とも。

百人一首の77番、崇徳院の歌「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ」との関連なども…

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