普段から何かと飲むことが多いお茶。実はちょっとのコツで、簡単に美味しく淹れられます。
いつもとひと味違うおいしさを楽しんでみましょう。
お茶の種類
氷出し煎茶?それとも熱湯出し煎茶?
お茶は入れ方によって様々なポテンシャルが引き出されます。
同じ茶葉を使っていても急須で入れたものとまた違う味わいが引き出せる氷出し煎茶。氷出し煎茶はうまみが強く苦味を限りなく抑えられ、逆に熱湯出し煎茶は香りと旨味を引き出す入れ方。まずは自宅にある茶葉でお試しを。
氷出し煎茶
容器(500ml)に茶葉を(8g)と氷を入れる。後は氷が溶けて下に溜まったお茶を適宜飲む。味見で少量飲んでみるとあまりの苦味のなさ旨味の強さに驚くと思います。茶葉は玉露かうまみの濃い煎茶がオススメです。
熱湯出し煎茶
茶葉(2g)に90℃くらいの熱湯(200ml)を注ぎ2分待つ。熱を逃すためにも蓋は開けたままで。中の茶葉の様子も楽しめます。玉露や深蒸し茶では抽出が強すぎるので煎茶で1番茶の香りを豊かに楽しむことをオススメします。
煎茶の淹れ方
日本茶の約8割を占める家庭の必需茶。
●茶葉と湯の適量 3g /70ml
最も親しまれている煎茶を楽しむためには、入れる茶器の大きさ、煎茶の種類によって茶葉の量を若干増減するなどして自分好みの味を見つけましょう。
●淹れる時の最適温度 70〜90℃
上級茶はできれば甘みや旨味などを引き出すため70度位がいいとされています。並煎茶は90度位の温度で入れる方が美味しく感じることも。
●美味しい淹れ方
1. 沸騰させたお湯をあらかじめ茶碗に入れ温め、一方で計量しておいた茶葉を急須に入れる。
2.1.で冷ましておいた茶葉の湯を急須に注ぎ入れ、1〜2分ほど蒸す。茶によって蒸らし時間が異なるためパッケージなので確認する。
3.温めておいた茶碗に茶を回し注ぎ、急須を軽く上下に振って最後の1滴まで注ぐ。
ほうじ茶の淹れ方
香ばしさがたまらない食事時の定番。
●茶葉と湯の適量 3g /130ml
番茶が原料となっていることが多いため、葉の大きさは比較的大きめ。分量を目分量で用意するのは難しいのできちんと計量したほうがいい。
●淹れる時の最適温度 90〜100℃
焙煎された茶は一般的にその香りなどの特徴を引き出すために高い温度が適温とされる。お茶を入れる準備が整ったらなるべく熱めのお湯を一気に注ぐのが秘訣。
●美味しい淹れ方
1. 大きめの急須にあらかじめ計量しておいた茶葉を入れる。
2. 沸騰したお湯を勢いよく注ぎ入れ蓋を閉じて約30秒ほど蒸らす。
3. 急須のお茶を茶碗に均等になるように回し注ぐ。
玄米茶の淹れ方
和のフレーバーティー。
●茶葉と湯の適量 3g /130ml
玄米茶を入れるときには玄米と茶葉の分量をバランス良く計量する。バランスが悪いと味が濃くなったりすることもある。
●淹れる時の最適温度 90〜100℃
玄米の香りを際立たせるためには高い温度で入れるのがコツ。温度が低すぎると玄米の香りが立たず香気が薄れてしまう。入れる温度に注意すると味が引き立つ。
●美味しい淹れ方
1. 大きめの急須にあらかじめ計量しておいた茶葉を入れる。玄米と茶葉は必ずバランスよく入れるようにする。
2. 沸騰したお湯を勢いよく注ぎ入れ蓋を閉じて約30秒ほど蒸らす。
3. 急須のお茶を茶碗に均等になるように回し注ぐ。
まとめ
今回は、煎茶、玄米茶、ほうじ茶の淹れ方を紹介しました。
コツをつかめば、深蒸し煎茶、番茶など、さまざまな種類のお茶を美味しく入れることができると思います。まずは、基本のお茶の淹れ方を紹介しました。コツをおさえて自分好みの「おいしい」を見つけてみてください。
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