キャンプ界隈ではキャンプの焚き火周りで使うナイフとしてモーラナイフが有名です。
モーラナイフは比較的手の出しやすい価格帯でありながら、切れ味も良く、分厚い刃で強度がありバトニング(薪割り)にも使えるため初心者キャンパーが選びやすいナイフです。
私が愛用しているモーラナイフのコンパニオンステンレスのここがイイね!ってところを紹介していきます。
モーラナイフとは
モーラナイフは実はナイフの名前ではなくメーカー名です。
スウェーデンで120年以上前に設立した古いナイフメーカーでその高い品質はスウェーデン国王からも認定されています。(1891年に後のモーラナイフの前身となる輸送具工場を設立したのが事業のはじまり。)
輸入代理店はアンプラージュインターナショナル(UPI)。ソロストーブやマグ、タープなども扱ってるところです。
モーラナイフは厚みのあるしっかりした刃で調理というよりは薪を割るバトニングやフェザースティックを作るのに向いています。
種類によって刃の厚みが違うため厚めのナイフほど太い薪や固い薪を割りやすいですし、薄めのナイフなら調理用途として使いやすいです。
コンパニオンテンレス
刃厚2.5mm 刃長104mm 全長219mm。(重量:114 g)
ステンレスの錆びにくい刃が付いてます。
万能ステンレスナイフ
私はナイフはステンレスと決めています。
それはなぜか、そうカーボンスチールのナイフは錆びるからです。
使い方が雑な方なのでカーボンスチールだとオピネルもモーラナイフもすぐ錆びてしまいます。行き着いた先がステンレス。(オピネルは、折りたたみ式ナイフの原型を開発し、そのナイフは開発者の名前にちなんでオピネルと名づけられました。)
モーラナイフは購入時点からかなり切れ味が良く、ステンレスはメンテナンスを一切しなくても錆びないのが魅力。
ただステンレスは堅い素材のため慣れていないと研ぎにくいのがデメリットです。
薪割り(バトニング)などでヘビーに使うとさすがに少しずつ刃がかけてくるため研がなければいけないシーンが出てきますが、薪割り(バトニング)だけの使用なら最悪刃がついていなくても問題はないです。
調理にはあまり向かない
万能なモーラナイフですが、刃の厚さゆえに調理には不向きといえます。
私は沢登り、山菜取りなどではモーラナイフを使いますが、それは調理とは言えないレベルのカットしかしないからです。水辺など水気の多い場所では調理のしやすさよりも錆びないが重宝します。
キャンプで調理をするときにお肉程度なら気になりませんが、野菜などたくさんカットする場合はモーラナイフでは不便さを感じてしまうでしょう。
調理が多い場合は別のナイフや包丁が便利です。
数多いラインナップ
モーラナイフにはキャンプ用から子供用、キッチン用、建築作業用や木工用まで幅広い数多くのナイフがあります。
その中でもキャンパーが選びやすいキャンプ用ナイフをいくつか紹介していきます。
コンパニオンMG(ミリタリーグリーン)
刃厚2.5mm刃104mm全長219mmのステンレス製。(重量:114 g)
私が愛用しているモデルです。
ヘビーデューティー ステンレス
いまモーラナイフで最もオススメなモデルです!
数年前に発売されたモデルで、刃厚3.2mm刃104mm全長224mmのステンレス製です。
コンパニオンオレンジの刃厚も厚くしたモデルというところですね。調理より薪向きです。
色もブラックとバーンオレンジでどちらも魅力的で人気でそう。
モーラナイフで調理はしない、ステンレスが良いという方にはオススメです。
ブッシュクラフト サバイバル
刃厚3.2mm刃109mm全長232mmのステンレス製です。刃が部厚ため薪を割りやすく、さらにブッシュクラフトよりなモデルなのでファイアスターターがついています。
必要度が低いですが、すごくキャンパー心をくすぐられるナイフです。
コンパニオンスパーク
刃厚2.5mm刃104mm全長238mmステンレス製。
数年前に発売されたモデルで、コンパニオンの底にファイヤスターターを入れたモデルです。パラコードがついて吊り下げも可能。
実用的とかそういう話ではなく、キャンパーってこういう内蔵ギミックが唆られるでしょう?というロマンにあふれる、何本もナイフ持ってるのに欲しくなるナイフ。
キャンピングアックス
刃物の扱いに長けるモーラナイフは斧も出しています。
約510g全長322mm刃厚6.0mmです。
武骨で映えるウッドハンドルの斧もいいですが、プラスチック製も軽く多少安見えながら実用性の高い斧です。人と被るのが嫌な人にもオススメ!
まとめ
キャンプでは焚き火をするために薪を割らなければいけないシーン少なからずあります。
いきなり斧や鉈には手を出しにくいですが、モーラナイフは比較的安価で使い勝手も良く初めてのナイフにオススメです。
ただしフルタング(手元まで刃があるナイフ)ではない為、太めの薪をガンガン!ガツガツ!とバトニングをすると折れる危険もあります。モーラナイフでもバトニングは最低限にしましょう。
そして玄人寄りの黒錆び加工したい方やナイフは使うよりも研ぐ派な方でなければカーボンスチールよりもステンレス製がオススメですよ!
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