ありがとう!お疲れ様!SL人吉!

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JR九州と「鬼滅の刃劇場版-無限列車編-」のコラボ企画として、2020年11、12月に「SL鬼滅の刃」を熊本〜鳥栖間で運行。けん引機となった58654号機は、ナンバープレートを「鬼滅の刃劇場版-無限列車編-」と同様の「無限」に変えて運行されました。 その時の画像です。

2009年に運行を始め延べ40万人以上が乗車したJR九州の人気観光列車「SL人吉」は完成から100年を超えた機関車で老朽化が著しく、2024年3月23日が最後の営業運転となりました。

普段は鹿児島本線の熊本駅と佐賀県の鳥栖駅の間で運行されていましたが、最終日の23日は、熊本駅と博多駅の間で特別運行されました。

「SL人吉」をけん引したのは、九州各地で活躍した「8620」型の蒸気機関車で、この機関車は2005年までの17年間、豊肥本線の熊本駅と宮地駅の間で「SLあそBOY」として運行されていました。

SLあそBOYの終了後、復活を望むファンたちの声を受け、北九州市のJR九州の工場でおよそ2年かけて改修作業が行われ、2009年4月25日から、「SL人吉」として鹿児島本線の熊本駅と肥薩線の人吉駅の間で運行を始めました。吹き上げる蒸気や甲高い汽笛の音、それに球磨川の雄大な景色を楽しめることなどから、観光客や地元の人たちを魅了しました。

しかし2020年7月の記録的な豪雨で、肥薩線は球磨川にかかる長さ205メートルの「球磨川第1橋りょう」と長さ179メートルの「第二球磨川橋りょう」の2本の橋が流失したほか、線路の土台部分が流されるなど450か所で被害を受け、運行ができなくなりました。

その後、運行する区間を変更し、2021年5月から「SL人吉」は鹿児島本線の熊本駅と佐賀県の鳥栖駅の間を走っていましたが、機関車の老朽化が進み、メンテナンスを担う整備士の確保も難しいことから、2024年3月23日で運行を終えることになりました。

25日にJR九州は「SL人吉」を人吉市へ無償で譲渡する方針を明らかにしました。

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