歴史公園 鞠智城・温故創生館に行ってきました。

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近くを通るたびに鞠智城への道路標識が気になっていたのですが、なかなか訪れる機会がなく今に至ります。

今回、偶然に?道を間違い鞠智城の近くに来たので行って来ました。

鞠智城とは

鞠智城は、東アジア情勢が緊迫した7世後半(約1350年前)にヤマト政権が築いた山城です。
663年の「白村江(はくそんこう)の戦い」で大敗したヤマト政権が唐(や新羅)の侵攻に備えて西日本各地に築いた城の一つで、西海道(九州)の統治の起点となった大宰府もしくは、その前身となった拠点を守るための支援基地と考えられています。
有明海からの侵攻や西海道の南部地域(隼人(はやと)などのヤマト政権(大宰府など)の地域支配の拠点だったと考える説もあります。
『続日本紀(しょくにほんぎ)』など、国の歴史書にもある国の重要遺跡として、平成16年2月27日に国史跡に指定されました。(歴史公園 鞠智城・温故創生館HPより)

八角形鼓楼(鞠智城)

鞠智城跡では、国内の古代山城では同形状の例を見ない、建て替えられた2基(計4基)の八角形建物跡が見つかっています。韓国の二聖(イーソン)山城でも同じようなものがあり、注目されています。

特別な性質の施設であったことをうかがわせる、八角形という特殊な形であったことから、鼓の音で時を知らせたり、見張りをしたりするための「八角形鼓楼」として復元しました。

復元した「八角形鼓楼」は、高さ15.8mで、重量約76トンの瓦が載る建物です。一帯に響いた古代の鼓の音、遠く故郷を離れた防人たちの姿を感じてみてはいかがでしょうか。

鞠智城内部①

鞠智城内部②

米倉

開館時間

午前9:30~午後5:15(入館は午後4:45まで)

【休館日】月曜日(祝祭日の場合は翌日)
12月25日~1月4日
※園内の散策は年中可能

観覧料

無料

※説明ボランティアガイドによる案内は見学予定日の2週間前までに要予約・無料。
ガイド時間は1時間以上が必要となります。

温故創生館とは

温故創生館は、熊本県により平成14年につくられました。
ここでは約1300年前に築かれた古代山城 鞠智城が築かれた時代のことや、役割、構造について展示と映像で詳しく学ぶことができます。

防人たちの当時の武具、生活用具やなどがも展示し、2階休憩所からは鞠智城跡を一望できるスポットになっています。

開館時間

9:30~17:15(入館は16:45まで)

【休館日】月曜日(祝祭日の場合は翌日)
12月25日~1月4日
※園内の散策は年中可能観覧料

観覧料

無料

※説明ボランティアガイドによる案内は見学予定日の2週間前までに要予約・無料。
ガイド時間は1時間以上が必要となります

アクセス

【歴史公園鞠智城・温故創生館】 〒861-0425 熊本県山鹿市菊鹿町米原443-1

周辺観光見どころスポット

矢谷渓谷

曲がりくねって流れ落ちる渓流のすべり台は、子供達に大人気。高級キャビン、オートキャンプ場の「マザーネイチャーきらり」もあるので、ここを拠点に大自然を満喫するのもオススメです。

菊池神社

花の名所としても知られ、桜やツツジの咲くころには多くの花見客で賑わいます。
境内には歴史館があり、菊池一族ゆかりの古文書や能衣装などの文化財が展示されています。

・歴史館:[ 開 ] 9:00〜17:00 [ 休 ] 無休

・※入館料必要

相良観音

木彫りの坐像としては国内最大の千手観音。古くから安産・子授け・縁結びにご利益があるとされ、今も多くの人に親しまれています。

袈裟尾高塚古墳

6世紀に造られた全長約25mの円墳。玄室の奥の石壁に、矢筒やのこぎりの歯のような文様が刻まれた装飾古墳。内部は見学可能です。

菊池温泉

湯量豊富で泉質のよさが評判の天然温泉。無色透明、弱アルカリ性の柔らかいお湯で、神経痛やリューマチに効き、美肌にもいいと評判。別名隈府温泉とも言われ、「wife」にちなんで夫婦で温泉を楽しむ方にも人気です。

あんずの丘

野外ステージや大型遊具、バーベキュー施設、押し花館、郷土料理が味わえる「きくか茶屋」など、さまざまな体験ができるテーマパークです。

・営業時間:9:00〜17:00

・休日:火曜(祝日の場合翌日)

番所棚田

急傾斜にある杓200枚の石積の棚田。9月半ばには、黄金色の稲穂と真っ赤な色の彼岸花が、石垣とマッチして素晴らしい景観。「日本棚田百選」の一つです。

わいふ一番館

菊池の歴史・文化の資料を展示。「まちづくり寄合所」では、いろいろな方面で活躍している人の作品を紹介。

・開館時間:9:00〜17:00

・休日:月曜(祝日の場合翌日)

・※入館料必要

熊本県菊池市 市民広場(騎馬像広場)

菊池武光公騎馬像

日本三大合戦の一つといわれる筑後川の戦い(1359年)。出陣する菊池氏15代当主武光を表現したのが、『菊池市民広場』に立つ騎馬像です。

大鎧(よろい)をまとい、目指す大宰府に向けて軍配を掲げる武光。今にも駆け出しそうな躍動感に見入ってしまいます。

市民広場の西側にある『菊池神社』には、武光の父で12代当主の武時の騎馬像も。正面に広がる菊池市街を眺めれば、南北朝期に活躍した菊池一族の奮闘が目に見えるようです。

まとめ

鞠智城跡、もう少し早く行けばよかった…

鞠智城の、広大な敷地内(約55ha)には、城の中心となる建物跡のほか、城門の跡や、土塁の跡など、鞠智城を深く知ることができる見どころが各所にあり、散策も複数のコースで楽しむことができます。

イベントも定期的に行われているので近くにおいでの際は是非。

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