熊本県上益城郡山都町長原にある通潤橋。

嘉永7年(1854年)水不足に悩む白糸台地に水を送るため矢部の惣庄屋・布田保之助によって造られた近世最大級の石造アーチ水路橋であり石造アーチ橋の中で唯一“放水”ができる橋です。
水路の長さ約119.0m、橋の長さ約78.0m、橋の幅6.6m、橋の高さ約21.3m、アーチの半径約28.1m。約6km離れた笹原川の上流から水を引き水路の総延長約42km、灌漑面積は約100haにも及びます。
一昼夜で15,000立方メートルの水を送り水田を潤す力を備えており現在も白糸台地の棚田を潤しています。1960年(昭和35年)に国の重要文化財に指定され、2023年(令和5年)に国宝に指定されました。

8月下旬から9月中旬に掛けて「山都の三大祭り」、火伏地蔵祭、八朔祭、清和文楽の里祭りが行われます。
放水日時と時間は、通潤橋の放水暦(カレンダー)にて確認を。(約15分間放水されます。)


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